アルファ造形の製作物には、お客様のご要望により、主に下記の素材を採用しております。
比重が1.5〜2.1でアルミの2.3より軽く、身近なものでは浴槽やボート、漁船があり、とても丈夫なものです。又、水や塩分、酸、アルカリにも強く、腐食することはありません。
この特性を活かし、建築物の外装材、内装材、モニュメントやオブジェ等の立体造形物、擬岩、擬木など広範囲に使用されています。
建築外部装飾では、装飾ボーダー、装飾住、ペディメント等、内部装飾では木目風の大梁や飾り梁など、どちらも軽量である利点を活かし、躯体には重さの負担をかけません。また、FRP製の造形物は取り付けが簡単なので工期も短くて済みます。
よく擬岩に使われる事が多い材料ですが、当社で作る擬岩の約7割がパネル工法です。
これは工場で、運搬し易い大きさにパネル状の擬岩を作り、現地で溶接取り付けして、中空部に生コンを打設する工法ですので、現地で1から製作する工法に比べ、全体的コストも安価で、工期も大幅に短縮できる利点があります。
主な施工例では、コンクリート打ちっぱなしの砂防ダムをこの擬岩で覆い、自然の中に溶け込ませてしまう、黒岳ロープウェイから見える砂防ダム、十勝岳白金温泉から望岳台に向かう道路から見える砂防ダム等があります。
主剤が石膏のため、表面の仕上がりは落ち着きがあり、どこか暖かみのある心地の良い素材です。
内装装飾材として、センタリングや意匠ボーダー等、特に消防法の厳しい地下街やホテル、デパート等不特定多数の人が集まる空間の内装装飾材には最適です。
廃タイヤを砕いた粒ですが、これをバインダー(のり)で固めて、道路の安全用資材を作っています。
トンネルの入り口やガードロープの前後、グリーンベルトの始点等にプラスチックや発砲スチロールで作られた物が置かれていますが、万が一車が衝突した場合簡単に壊れてしまい、緩衝材の役目が果たされず、運転手や同乗者の生命が危険にさらされてしまいます。
これに対し、空気層を多く持つ様に作られた廃ゴムチップの安全用資材は、緩衝材の役目を十分に果たし、死亡事故の減少に役立つ事と思われます。